朝起きると手がこわばる、物を掴むと指の関節が痛む…そんな症状がある方は、関節リウマチを発症しているかもしれません。
この記事では、関節リウマチの症状や特徴、発症の原因を解説します。
女性に多いとされる理由や、早期発見のポイントも解説しますので、ぜひご覧ください。
目次
■手のこわばりは「関節リウマチ」のサイン?
朝起きて手のこわばりを感じる場合、関節リウマチを発症している可能性があります。
関節リウマチとは、自分の免疫細胞(めんえきさいぼう)が誤って自分を攻撃してしまう「自己免疫疾患」の一種です。
関節が壊れたり、炎症を起こして痛みや腫れが生じたりなど、日常生活に支障を来たすさまざまな症状が出現します。
関節リウマチの特徴として、初期に「手のこわばり」が起こることがあります。
朝起きてしばらくの間、手に違和感や動かしにくさ、軽い痛みを感じている場合、早めに関節リウマチの検査と治療を受けることが大切です。
■関節リウマチの症状
関節リウマチの主な症状は以下です。
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関節の痛み
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指や手足の変形
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関節の腫れや赤み
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発熱や倦怠感
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体重の減少
関節リウマチでは、主に手や足関節から変形や痛みが起こります。
また、関節リウマチの特徴として「左右対称の関節に起こる」「女性に起こりやすい」ことがあります。
関節リウマチの場合、関節の変形や痛みは両手・両足へ対称に起こる場合が多いです。
手のこわばりや痛みは「腱鞘炎」や「へバーデン結節」でも起こりますが、左右対称に同時に起こった場合は、リウマチの可能性があります。
さらに、関節リウマチが進行すると血管の炎症やリンパの腫れ、心疾患なども起こる場合があります。
■関節リウマチの原因
関節リウマチが起こる原因は詳しく分かっていませんが、以下は関節リウマチを発症するリスクを高めると言われています。
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喫煙
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肥満体型
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歯周病
喫煙習慣や食生活の乱れ、運動不足などは、関節リウマチを発症する原因となるため、注意が必要です。
また、関節リウマチは「女性に多い」病気であり、男性よりも2~3倍発症しやすいと言われています。
さらに「遺伝的要因が関係する」とも言われているため、近親者に関節リウマチの方がいる場合は、一般的な方よりも発症しやすいです。
節リウマチが女性に多い理由とは?
関節リウマチが男性よりも女性に多い理由として、女性ホルモンと関係があると言われています。
女性ホルモンの減少は関節の炎症や自己免疫疾患の発症に関わるとされており、関節リウマチが男性よりも女性に多い原因として考えられているのです。
そのため、更年期で女性ホルモンが減少すると、関節リウマチにかかりやすくなるとも言われています。
女性ホルモンが原因である場合、女性ホルモンを補充する治療や、女性ホルモンの代わりの役割を持つ栄養素の摂取が効果を示すことがあるため、体質や症状に合わせて治療を受けることが重要です。
■関節リウマチを早期発見する方法
関節リウマチを早期に発見するには、初期症状を理解しておくことと、定期的に関節リウマチの検査を受けることが重要です。
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
◎初期症状を理解する
関節リウマチの初期は、主に以下の関節に痛みやこわばりが生じるとされています。
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手
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手首
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手の指
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足
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足の指
これらの場所に、左右対称の関節へ症状が出現した場合は、関節リウマチの疑いを持つことが必要です。
また、日常生活の中で以下のように感じた場合も、リウマチの初期症状が出現している可能性があります。
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朝起きると手がこわばる
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指先に力が入りにくい
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重いものを手で持てない
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指先で細かな作業ができない
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手や手首の関節が腫れている
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微熱が続いている
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身体のだるさが続いている
初期は症状が軽いこともあり、発症に気付かない方も珍しくありません。
違和感や痛みが長く続く、なんとなく生活しづらいなど感じている場合は、早めに整形外科を受診して相談しましょう。
◎早めに検査を受ける
おかしいな?と感じた場合、早めに検査を受けておくことで、関節リウマチの早期発見と治療に繋がります。
特に更年期以降の女性は、女性ホルモンの急激な減少から関節リウマチになるリスクが高まるため、手や足の違和感・痛みが出たら、なるべく早めに検査を受けましょう。
関節リウマチの検査内容は、主に血液検査や画像診断を行います。
当院では、リウマチ採血を行った際の検査結果に1週間ほど時間をいただいております。
■手のこわばりや痛みは整形外科へご相談ください
手のこわばりや痛み、指の変形などがある場合、関節リウマチを発症している可能性があります。
悪化すると日常生活へ大きな支障が出る場合もあるため、早めの検査と治療が重要です。
手の違和感や、日常生活に不便を感じた場合は、早めに整形外科を受診してください。
『たけもと整形外科』では、関節リウマチの検査を行い、採血結果でリウマチが疑われる方はリウマチ専門医へご紹介しております。
手のこわばり、痛みに気付いた方は、まずはお早めにご相談ください。